整備

フロントデフのオーバーホール(スズキ エスクード TL52W)

フロントからうなり音がするとの事でご入庫いただきました。リフトアップすると、フロントデフからの激しいオイル漏れも見られたので、オイル漏れ修理とオーバーホールをしていきたいと思います。

オイル漏れ修理は、オイルシールの交換と液体パッキンの塗りなおしをしていきます。ギアやケースには特に損傷は無かったので「プリロード調整」と「バックラッシュ調整」と「歯当たり調整」を行っていきます。

まずはプリロード調整から。簡単に言えばピニオンベアリングの回り初めのトルクを調整していきます。新品のスペーサーにあらかじめ交換しておきます。そのスペーサを潰すことでプリロードを調整します。本来ならトルクレンチで行いたいのですが、トルクが0.9~1.7N・mとかなり小さいです。持ち合わせのトルクレンチでは範囲外なので吊り計りで代用しました。どこまで正確な値が出せるかわかりませんが・・・

そのあとはリングギアのバックラッシュ調整です。リングギアのガタツキを調整します。サイドベアリングを締付て規定値になるようにします。ダイヤルゲージで測定して0.2mmに調整しました。

最後にリングギアとピニオンギアの歯当たりを調整します。「光明丹(こうみょうたん)」というものを使って歯と歯の当たり具合をみます。オイルで溶かしてギアに塗っていきます。

塗った後ギアを回転させて歯の当たり具合を点検します。当たる部分は色が取れて下の金属部分がみえます。正常な歯当たりになるようシムなどを入れて調整します。今回はシムも入れずにそのままで調整が出来ました。

車両に組み付けると異音もオイル漏れも無くなりました。

以上、フロントデフのオーバーホールでした!

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